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バースデーデート ~二人だからできたこと(1)~
CIMG9922_convert_20170212214231.jpg ← クリックで拡大

うっわーーーっ
もふもふっ
おてて、もふもふっ
ほっぺた、もふもふっ
きゅううううっ
なんて、かわいいのーーーっ
ぴーたーーーーーーっ
かわいすぎる!
かわいすぎる!
ぴーたーーーーーーっ
きゃーーーーーーーっ



***

ああ。
ピーターラビットとは似ても似つかない着ぐるみに、めろめろになってしまった。
手をつないで、写真まで撮ってしまった。
握った手を離さず、もふもふのほっぺたに、ぴったりよりそって、ぎゅうぎゅうひっついてしまった。
握手もしてもらった。
離れがたかった。
何度もふりかえった。

(わたしとしたことが)

ひとりだったら、ぜったいにできなかった。

***

(バースデーデート)

今年は、大好きな人、気になる人に躊躇せず会う! やりたいことをやる! 行きたいところに行く! と決めたので、新年そうそう、デート三昧だ。
何人とデートしたかなあ。
先日、バースデーデートをしたのは、知り合った二十数年前から大好きなMさん。
ふたりっきりで会うのは、初めてだ。
きれいで、品格があって、生き方が丁寧で、年下だけど、凛としていて、とにかく私とはカテゴリが違いすぎる。一緒にどこかへ行くなんてとんでもなくて、ずっと見ているだけでいいんです的な、御年賀状だけの〈清らかな〉なおつきあいをしていた。
本名の私と「浜田えみな」の私を見てくれている数少ない人。
いつだったか、メッセージのやりとりをしているときに

「いろんなところへお出かけされてますよね。以前、行っていらした日帰り旅行に連れていっていただきたいです」

などと言われたので、ぶっとんだ。

(えーーーっ ほんとうですかーーーっ(嬉)
(どきどきどきどき)


日帰り旅行?
私が部長をしている「浜田温泉倶楽部」のことだろうか?

でも、次のメッセージに
「足が弱いので、歩くのは(ハイキングのような)は苦手なんです」
と書いてある。

(え?)

「浜田温泉倶楽部」は、食べているときと温泉に入っているとき以外は、いつも歩いている、いや、登っている! いや、走っている! という、日帰り可能な温泉(たいてい山間にある)と寺社仏閣をセットにしたハードな倶楽部なので、華奢で可憐なMさんと、一緒に行けそうな場所が、すぐには思い浮かばない。困った。

(ここは無難に、まずは、ごはん♪)

ということで、バースデーデートをすることにした浜田。
Mさんとは、誕生日が二日違いなのだ。
めっちゃがんばって、お店を探した。予約した。そして、前日。

初めてデートする中学生男子みたいに、

(そわそわ)

本当にお店の予約は取れているのだろうかと

(ざわざわ)

何を着ていこうとか、食事のあと、どこへ行こうかとか

(どきどき)

当日。

お店の前でちゃんと会え、予約も通って、無事に明るい窓際の席に案内してもらい、次々に出てくる料理に遅れ気味になるくらいおしゃべりしながら、リ-ズナブルなイタリアンのコースを食べた。
デザートと共に運ばれてきたのは、「バースデープレート」のサービス。

CIMG9910_convert_20170215233507.jpg

二人ともがバースデーなので、プレートも二枚だ。
白いお皿にチョコレートで、お花と誕生日を祝福する言葉が描かれている。

(らぶり~)

食事のあとは、大阪での巡回展が始まったばかりのピーターラビット展へ行った。

16729794_1031775963621664_2127702143_n.jpg ← Mさんに撮られていた(汗)

グランフロント大阪に美術展ができる場所があるとは!
今年は、ビアトリクス・ポターさんの生誕150周年なのだそうだ。
Mさんとのデートの日は、「ピーターラビット グリーティング」という、リアルピーターと一緒に撮影ができるイベントが開催されている。
もちろん、前日に公式ホームページでチェック済だ。
イベントページをクリックしたとたん、

(ないわー!)

(シルバニアファミリー!)

まったく別物やん!
「ゆるキャラ」度、高すぎ!
水色の上着を着ていれば、どんなうさぎでも、ピーターラビット! ……なわけ、

(ないよねーーー)

と、画面にツッコミまくっていたのだが、Mさんは、ピーターラビットが大好きなのだという。
お話の舞台となったイギリスの湖水地方まで行ったことがあるくらい好きだというので、びっくりした。

(す、筋金入り!)
(イギリスまでっ!)
(そんな人が身近にいるなんて!)

いやはや。
でも、本国の大自然の中で観てきたのだったら、日本のビル内での展示なんて、興ざめではないのか? と思うのだけど、そういうことはないそうだ。

ちなみに、
私が、なぜ、「ピーターラビット展」を知ったかというと、電車に乗っていると、飛びこんできた小さな兄弟が、うさぎのぬいぐるみの耳をつかんでぶらさげていて、そういうかわいがりかた?を見たのが初めてだったので、度胆を抜かれてしまったこと、うさぎが「えもの」にしか見えなかったこと、二人の得意げな笑顔と、くたりと頭を垂れたうさぎの対比、無邪気さと「今、森で獲ってきた」という残忍さの共存、そのコントラストから目が離せなかったこと、よく見たら、そのうさぎは「ピーターラビット」のように思えたこと、兄の持っているほうは緑の帽子を被っていること、など、気になることが多数で、まずは本当にピーターラビットだったかどうかを確かめたくなり、検索を始めたことから、ピーターラビットのストーリーや、登場するキャラクターの情報を閲覧するうち、ピーターラビット展が開催されることを知ったのだ。

会場となるグランフロント大阪北館は、いろいろおもしろそうなことをやっているので、以前から気になっていて、機会があれば探検したいと思っていた。

「ピーターラビットが好き」というよりは、「絵が好き」「絵本が好き」「原画が観たい」という感じだった。
しかも、音声ガイドのナビゲーターがディーン・フジオカさん だと知って、

(わーお)

ディーンさまの声を耳元で聴けるなんて……。

***

ピーターラビット展は、とても見ごたえがあった。

初めて観る原画は、百数十年前の筆とは思えないくらい色が褪せず、鮮やかに息づいている。
原寸はとても小さいのに、まるで世界の入口のようだ。
のぞきこんでいるのに、いつのまにか包みこまれている。
そんな感覚が、無限に拡がっていく不思議。
そして、物語の中に描かれている場所や風景が、今も変わらず、存在しているという驚き。


ビアトリクス・ボターさんは、絵本作家で得た収入をもとに、イギリスの湖水地方に移り住み、自然保護活動や農場経営を行っていたのだそうだ。

ネタバレになるから、詳しくは書かないけれど、「ピーターラビットのおとうさん」の描かれている様子には言葉を失うし、1906年11月に発行された「日本農業雑誌」に掲載された日本語訳がおもしろすぎて、全文読みたくてたまらないし、1915年に「ピータロー兎」というタイトルで掲載されている日本語訳も、全文読みたい。

(そもそも、どうして、「ピーター」が「ピータロー」になるのだ?) 

そう思って本文に目をやると、「ピータロー」ではなく、「ピータ郎」と書いてあった(笑)

「昔アルトコロニ、太郎 二郎 三郎 ピータ郎トイフ 四ヒキノ兎ガ、砂山ノ大キナ 松ノ木ノネモトニ オ母サント イッショニ 住ンデ井マシタ。」

ビアトリクス・ポターさんの本文は

Once upon a time there were four little Rabbits, and their names were— Flopsy,Mopsy,Cotton-tail,and Peter.
They lived with their Mother in a sand-bank, underneath the root of a very big fir-tree.


三姉妹のフロプシー モプシー コットンテイル が、太郎、次郎、三郎に。モミの木の根元が、松の木の根元に。
そして、「四郎」ではなく、「ピータ郎」

このセンス、最高。

***

館内を半分ほど観たときに、グリーティングを告げる放送が流れた。

(まさか?)

そのまさか。

(ほんとうに?)

ほんとうに。

ピーターラビットと写真を撮るなんて思わなかった。
ひとりだったら、絶対に列に並ばなかったと思う。
でも。
並んでよかった。
Mさんと一緒でよかった。
あんなにかわいいなんて、思わなかった。

CIMG9922_convert_20170212214231.jpg

うっわーーーっ
もふもふっ
おてて、もふもふっ
ほっぺた、もふもふっ
きゅううううっ
なんて、かわいいのーーーっ
ぴーたーーーーーーっ
かわいすぎる!
かわいすぎる!
ぴーたーーーーーーっ
きゃーーーーーーーっ


ああ。
ピーターラビットとは似ても似つかない着ぐるみに、めろめろになってしまった。
手をつないで、写真まで撮ってしまった。
握った手を離さず、もふもふのほっぺたに、ぴったりよりそって、ぎゅうぎゅうひっついてしまった。
握手もしてもらった。
離れがたかった。
何度もふりかえった。

(わたしとしたことが)

ひとりだったら、ぜったいにできなかった。
Mさんと来れてよかった。
ふたりでいて、よかった。
Mさん、ありがとう!

逆に、ひとりだったら、やっていたこと。

ディーン様の音声ガイド

浜田えみな

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デート、まだまだ続きます。
ふたりだから、やれたこと。

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浜田 えみな

Author:浜田 えみな
こんにちは! ブログに来てくださってありがとうございます! H11生まれの長男と、H14生まれの長女の二児の母です。文章を書くことが好きなので、フルタイムで仕事をするかたわら、あれこれ書いています。H26年8月に薦められた短歌にハマり、現在その世界観を模索中です。よろしくお願いします。