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バースデーデート ~二人だからできたこと(2)~
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97パーセントって、
こういうことなのかもしれない
持っているのに使わないでいること
気づかずにいること
気がついたら、力が湧いてくる
ブレない自分を感じることができる


***

CIMG9923_convert_20170218200309.jpg

ピーターラビット展のチケットには、「グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ」と書かれている。
でも、何階にあるのかは書かれていない。
Mさんも私も、イベント会場といえば、百貨店の催事場のイメージがあるので、きっと上階だろうと勝手に思っていた。

だからだろうか?

大阪駅からグランフロント大阪に直結している連絡通路で南館まで来た私たちは、「北館 ↑」というサイン表示と直進を示す矢印を見て、確信を持ってエスカレーターを上がってしまった。

なんの疑いもなく。

そうして、3階のフロアを、ぶんぶん突っ切っていくと……

行き止まりだった。

(!)

何が起こったのかわからなかった。
大きな窓から、北館が見えるのに、その先に通路はない。
眼下には、北館に続く連絡通路。
行きかう人々。
楽しそうに北館に吸い込まれる人々。
楽しそうに北館からこちらに来る人々。

「えみなさん、下からしか行けないんじゃ……」
「えーーーっ “北館”って書いてある矢印を見て、上がったよねー なんでー」
「そのまま通路をまっすぐ、という意味だったのでは……」
「なんでやろう…… 矢印の位置が、エスカレーターの位置と微妙やったんかな……」

が。
いくら見ても、そこはフロアの端で行き止まり。
通路は階下から伸びている。
戻って降りるしかないのに、ショックが大きすぎて、さくさく動けない。

(なんでこんなことに)

しかし。
引き返して下に降りなければ、北館には行けないのだ。

(しゃーないなあ……)

そう思って、ユーターンすると、エスカレーターのある吹き抜けの前に、クロスをかけた長机が置かれ、女性が二人、こちらを向いて座っているのが見えた。

(え、こんなひとたち、いたっけ?)

椅子の背に貼られたチラシには、〈オーダーメイド パワーストーン〉と書かれている。

(宝石屋さん?)

テーブルの上には、鉱物見本みたいなトレーが置かれている。

(占い?)

Mさんはどうなのかわからないけれど、私はパワーストーンが好きなので、チラチラ見てしまう。

(でも、買えないし)
(ブレスレットとか、しないし)

「無料です」
「いかがですか?」

(えっ)

無料ほど怖いものはないのに、笑顔につられて、つい、立ち止まってしまう。

「気になる石を撰んでみてください」

お姉さんの手元には、「チャクラ診断チェックシート」と書かれた用紙があった。

「チャクラのことがわかるんですか?」

ふだんなら、絶対にやらないと思うのに、開放的なグランフロント大阪南館のスペースで、私は、いったい、どうしてしまったのだろう。
Mさんは、たぶん、そんなに乗り気でもなく、どちらかというと、スルーしたかったにちがいない。なぜなら、

「時間は?」

と訊かれたから(笑)

コートをめくって、手首の時計を見せたら

「いっぱいある……」

ということで、お姉さんたちにも薦められたし、やってみることになった。
「買えませんけど、それでもいいですか?」と前置きして。

もちろん、お姉さんたちは、とびきりの笑顔で、「いいんです。いいんです」

(ほんとうなのかなあ……)

と思いつつ、心はもう、リーディング体験に向かっている。

「お時間あったら、どうぞ」
「ちょうど、二人でしていただけますし」

Mさんは、向かって左側のお姉さん。
私は、右側のお姉さん。

「気になる石を選んでください」

と言われ、石がいっぱい並んだトレーをガン見する。

(迷う迷う迷う!!!)

満天の星空を眺めているようで、最初は気づかなくても、瞬きや煌きを感じるようになる。
どれも気になってくる。
そんな中で、左の端の、黒い子が、どうも気になって仕方がない。
ツルツルして、鏡みたいで、ほかにもきれいな石がいっぱいあるのに、なぜか気になる。

(でも、黒なんて)

「何個でもいいんですか?」
「はい」

ぜんぜん、決まらなくて、さんざん迷って、やっぱり、最初に気になった黒い子を撰んで、そのあと、続けて、ふたつくらい選んで、もうおしまいにしたほうがいいかなと思いつつ、何か訴えかけてくるような気配を観じて、不思議なあかいろをしている石と、その隣のピンクの石と、どちらにしようか、かなり迷って、あかいほうにして、さらにゴールドの光がいっぱい入ってる石を選んで、まだ、もう一つ選んで、みていると、どんどん、石たちは、煌きはじめるのだけれど、さすがにもう終わりにしようと思ったので、

「はい、もうおしまいにします!」

CIMG9913_convert_20170218200444.jpg

(……六個もある)

「これで……何かわかるんですか?」

石をしばらく見ていたお姉さんの第一声が、
「変わっているって言われます?」

(は)

「自分が観じている感覚が、人とは違っているのかなとか、自分が思っていることに、ほかの人は、あまり気づいていないことがあるんじゃないかなと思ったりとか」

「何か、クリエイティブなこと、されていますか?」

「近々、環境や、人間関係が変わるようなこと、ありますか?」


(うわーーーーーー すごーーーーーーーーい)

「どうしてわかるんですか???」

***

解説によると(笑)

まず、私が選んだ石は、あまり選ぶ人がいなくて、レアだということ。

「あまり、みなさんが選ばない石ばかりです(笑) 特にこれを選ぶ人、いないですね」
一番最初に選んだ黒い石だ。
「なんていう石ですか?」
ヘマタイトっていうんです」
聞いたことがない石だ。
「みなさん、どんな石を選ぶんですか?」
「やはり、透明感のあるものとか、色がきれいなものを選ぶ人が多いですね」
「そうですよねぇ……。私も、ふだんはそうだと思うんですけど、どうしても、気になったんです。だから選びました。ものの感じ方が人と違うということは、なんとなくわかります。その感覚が、すごく評価されることもあるし、なんとも思ってもらえないこともあって、自分でも自信が持てなくて、表に出さないことが多いです」
「出してください。どんどん」
「クリエィティブなことに関わっているかどうかとか、石でわかるんですか?」
「この石です」
四つ目に選んだ、あかい石だ。
「なんていう石ですか?」
ドラゴンアゲートです」
「え?」
「ドラゴンアゲート」

(聞いたことがない……)

「小さいので、わからないかもしれないですが、龍のうろこみたいな模様が入ってるんです」
「龍のうろこ! えーっ わからなかったです。さわっていいですか?」
「どうぞどうぞ」
選んだ時には気づかなかったけれど、よくみると、まだら模様になっている。だから、なんだか不思議な感じがしたのだとわかる。
龍のうろこだったとは。
「かっこいいですね!」
「そうなんです。クリエィティブな活動をされてるかたが、持っていらっしゃることが多いです。でも、この石も、なかなか選ぶ人はいないです」
「そうなんですか?」
「だから、何か創作に関わっているかたかなと思ったんです」
「いえ、関わっていないです。やりたいけど
一番に選んでないですよね? だから、まだ表面に出てきていないんです。でも、中に持っていらっしゃる」
「だんだん、気になってきて……。石を選ぶ順番からもわかるんですね!」
「そうです。おもしろいですよ」
「この石は?」
ルチルです。金運の石とか言われることが多いですが、この金色の線みたいなものがアンテナの役割をして、自分に必要な人脈を引き寄せるんです。その人脈が金運につながっているという仕組みです。だから、これから、人間関係が変わる予定があるのかなあって思ったんです」
「4月には、転勤するので、そういう意味ではまったく人間関係が新しくなります」
「お話を伺っていて、一番に持つといいのは、ヘマタイトです」
「最初に選んだ石ですね」
「これは、第一チャクラに対応していて、ゆるぎない自分をサポートします。ブレない自分をしっかり持つこと。クリエィティブもいいのですが、まず、しっかりグラウンディングできて初めて、オリジナリティあふれるものが生み出されてくるので、最初に持ったほうがいいのは、ヘマタイトです。その次に、ドラゴンアゲート。そして、ルチルで、必要な人との御縁が生まれていきます。ブレスだったら、この三つを組み合わせることもできます」
「でも、すっごい色合いですよね。黒に黄色にくすんだ赤。数珠っぽいっていうか、男性っぽいっていうか」
「そうですねぇ(笑)」
「まず、ヘマタイトを持てばいいのですね」
「そうです!」

お姉さんは、リーディングもされるみたいで、お話をしていると、とても楽しかった。
チェックシートには、石の情報のほかに、メッセージを書いてくださった。

◆あなたのチャクラの状態は?
ご自身に最大の許可を! 何がしたいか? 何が喜ぶ自分であるか?

◆メッセージ
とても独自の素敵な発想をどんどん表現する時が来ています。まずはブレないご自分を!!

◆スピリチュアルストーン 対応石
①ヘマタイト(ゆるぎない自分) 第1チャクラ
②ドラゴンアゲート(クリエィティブ)第2チャクラ
③ルチル(人との御縁がつながり、金運、人脈へ)第3チャクラ


おもしろーーーい。
めっちゃ、盛り上がってしまった。
Mさんは?
なんとなく、隣は、もうずいぶん前に話が終わっているような雰囲気で、私が終わるのを待ってくれていたようなのだ(汗)

Mさんが選んだのは、アメジストパールと、もう一つ何か(忘れました)
三つ! というところが、品があると思う。私のように六つも選んだりしないのだ。
しかも、大事なのは、けっきょく最初の三つだったので、あとは「」というか「煩悩」にほかならない。本当に恥ずかしい。

「Mさんは、どんなこと言われたの?」
オーラが紫って言われた」
「えーーーっ すごーい。私、そんなの言われなかった」
「オーラが視える人みたい」
「へぇぇ……。石は?」
インカローズと、マザーオブパールと、パール
だねー」
「足りないものを補う石なんですって。
「選んだ石とは違うの?」
「違うんです」

インカローズと、マザーオブパールと、パール!
バラ色! 乳白色! 白!そして、オーラが紫!
なんて、気高いの! なんて可憐なの!

わたしなんて、ヘマタイトと、ドラゴンアゲートと、ルチル!
黒! くすんだ赤! 黄色!
おどろおどろしいったら……
しかも、チャクラは、第1~第3。
Mさんは、第6とか第7とか、その上。

次元が違うなあ……。
いいなあ、いいなあ。

でも、Mさんは、「誰にでも同じことを適当に言うんだ」と思って、「だまされないぞ!」というオーラ満載で、斜めに構えて聞いていたというのだ。

(えーーーーーーーーーーーっ!!!)

私なんて、のめりこんで、手をとらんばかりに感動して、聴いていたのだ。

(あほ?)

「やっぱり、手口なのかな」
「ああいう人たちって、誰にでも同じこと言うって教えてもらったことがあって、そういう態度を出してしまってたの」
「そうかー。そうかもそうかも。私、めっちゃダマされやすいかも。でも、おもしろかったよ。なんでわかるんだろう? って思った。誰でもあてはまるのかなあ。そうやなあ。誰でも、何かやりたいって思ってるもんね。言わされてしまったかもなあ……。どんなこと言われたの?」
「天使が守ってくれてるって」
「怪しくないと思う。守ってくれてる感じする!」
「それから、持っているものの3パーセントしか出してないって言われた」

Mさんは、とっても暗い顔をする。

「えーーーーっ めっちゃいいやん。私やったら、すっごい嬉しい。今だって、そこそこがんばってると思うのに、それが3パーセントっていうことは、あと97パーセントもポテンシャルがあるってことやろ? なんでもできるやん!! すごーーい。Mさん、ぜったいすごいもん。出して出して! 早く、残り出そうよ! いいなあ、いいなあ。私もそんなこと言われたい」
「そんな考え方……。そんなこと、思わなかった……。すごく否定された気がして、やっぱり私はダメなんやって思って……」
「いやいや、Mさん、すごいもん。今でもすごいのに、たった3パーセントだなんて! めっちゃ嬉しいね! 私やったら、そんなこと言われたら、めっちゃテンションあがる」

Mさんは、メッセージカードに、水の神様におまいりするといいと書いてもらっていた。
いいなあ。水の神様。弁天様かなあ。貴船神社だろうか。

「どういう意味で、お詣りしたらいいって言われたの?」
「私、誰にでもあてはまることを適当に言うものだと思っていたから、そういう態度が相手の人にも伝わっていたと思うんです。だから、あんまり詳しく聞いていなくて……」
「そうかあ。私、めっちゃ信じて、かぶりつきで聴いてしまったの。あほみたいやったかも」

となり同志でブースに並びながら、まったく対極だったMさんと浜田。
私は、こういう危なっかしいところがある(汗)

でも、たとえ、みんなにあてはまるようなことを言われたのだとしても、それを自分のものにして、ハッピーになれたら、ラッキーだと思う。

ピーターラビット展を観たあと、グランフロント北館にあるという、店舗に行ってみることにした。その日に行かなければ、二人で行かなければ、もう二度と行くことはないと感じたからだ。

じゃらじゃらとたくさんの石が置かれている石屋さんだと思っていたら、高級感ただよう、ジュエリーショップだった。ショーケースの中に、センスのよい一点もののジュエリーが納められている。
リーディングをしてもらったことを伝え、身に着けるとよいと教えてもらった石が、どんな石なのか、みせていただいた。
お店にいたお姉さんは、石を身に着けることで、本当に生きるステージが変わるのだと、自分の体験を話してくれた。

バラ色のインカローズは、とっても品があって、可憐。
それなのに、Mさんは
「似合わない!」
ときっぱり言う。
いやいや、似合うって! と思うけれど、かたくなに拒否するので驚く。

私のヘマタイトなんて、鉄アレイみたいだって(笑)
ゴールデンアゲートだって、ウロコ模様がこわいって(笑)
どれか身につけなあかんって言われたら、私のは選ばへんやろ?(笑)

私も、愛のインカローズを身に着けるといいよと言われてみたい。

***

Mさんは、ひとりではできなかったことが、一緒だったので体験できたとメールをくれた。
怪しまずに、リーディングをちゃんと聞いて覚えればよかったということも。

私は、二年ほど前から石の力を信じていて、身につけている。
だから、お姉さんが話してくれることは、とても興味深かった。
Mさんの残り97パーセントは、もう開き始めていると感じる。話を覚えていてもいなくても。

愛の天使たちが、くすくす笑っている。

ほんとうに、あの出来事は、なんだったのだろう?
どう考えても、直進するしかない連絡通路で、なぜ、エスカレーターを上がってしまったのか。
なぜ、吸い込まれるように、おねえさんたちのブースに座ってしまったのか。


家に帰ってから、インターネットで「ヘマタイト」の画像を眺めていて、ふと、

(この石、もしかして……)

と思った。

(持っている!)

そう。
持っていた。
しかも四つも(笑)

なぜ、持っているかというと、「キャンドル」の中から出てきたからだ。

小さなパワーストーンが一つずつ入った「キャンドル」があって、心が落ち着かないとき、よく、灯していた。
何が入っているのか、外からは見えないのだけど、だんだん小さくなってくると、溶けたロウの中に、島が浮かぶみたいにぽっかりと現われてくる。
ピンク色や、むらさきや、みどりや、透明の、いろんな小さなパワーストーン。
つまみだすと、まだ熱い。その石を、てのひらや、頬におしあてて、じんわりと熱を感じているのが心地よいのだ。

それが、あるとき、立てつづけに、黒い石ばかり出てきた。

鏡のように光っていて、きれいだけれど、うれしくないというか、びっくりしたというか(笑)
名前もわからないし、持ち歩くこともせず、放置していた。

どうやらそれが……

(ヘマタイト?)

そうだったのか。
ブレない自分、ゆるぎない自分をサポートする石。
四個も続けて、出て来てくれたのに、まったく気づいていなかった。
石たちは、その時の私に必要なことを、きっとしてくれたのだろう。
でも、まったくわかっていなかった。

今、その四つを、てのひらに握りしめると、ぐんと腹に力がこもるのがわかる。
あらためて、ありがとうって御礼を言う。
今まで気がつかなくて、ごめんねと。

この子たちの仕業だったら、とても愉快だ。
97パーセントって、こういうことなのかもしれない。
持っているのに使わないでいること。気づかずにいること。
気がついたら、力が湧いてくる。
ブレない自分を感じることができる。


Mさんとデートしなければ、気がつかなかった。
ピーターラビット展に行かなければ、わからなかった。
ヘマタイトが、ずっとそばにあったこと。
二人だから、できた。

Mさんがうさぎが好きだとわかったので、次のデートは、棚からうさもち展
「小さなうさぎの話」です。

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また、二人で行きますよ♪
水の神様にもお詣りできるかな。

浜田えみな

去年の「棚からうさもち展」のブログ記事です。→ ★★★


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浜田 えみな

Author:浜田 えみな
こんにちは! ブログに来てくださってありがとうございます! H11生まれの長男と、H14生まれの長女の二児の母です。文章を書くことが好きなので、フルタイムで仕事をするかたわら、あれこれ書いています。H26年8月に薦められた短歌にハマり、現在その世界観を模索中です。よろしくお願いします。