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うちのおじょうさま
← 1年くらい前に描いた絵


ほんとうにうれしすぎると、
顔がバラバラになるのだなあ
もうどうにも収拾のつかなくなった顔で
転がるように飛んでいく


「むしさされ」

「コツメ、これ、どうしたの?」
「むしさされ」
! 
つい、このあいだまで
「かぁにさされた」と言ってたと思ったのに、
いつのまに、こんなことばを覚えたんだろう? 
すごいな。
でも、驚いたのは、そのことだけじゃない。

二歳くらいの子どもが、おぼえたてのことばをつかっていると、
(あっ)
って、思う。

単語を構成することばのなかで、
意味のちがう音どうしがくっついてしまったような、はっとする違和感。
それが、とても、おもしろいのだ。
大人には、絶対にできない。

具体的には、いま、コツメが言った「むしさされ」のむしには、
プィーンと飛ぶ蚊のような「むし」ではなく、
「蒸しパン」の「むし」のような、
甘くて、ふかふかの感じが、ただよっている。

どっちでも同じだろう? といわれるかもしれないけれど、
ぜったいにちがう。

たとえば、私たちが、甘い「蒸しパン」を発音するとき、
害虫まみれの「虫パン」をイメージしたら、
ことばの波動は、変わると思う。そんな感じだ。

コツメはとくに、この差異が顕著なので、
彼女が新しいことばを覚えるたび、
「そんなことばを覚えたんだー」という驚きとともに、
小さなコツメの頭のなかに起きている新しい回路の誕生に、
どきどきする。どぎまぎする。
いじらしくて、抱きしめたくなる。

コツメのなかで、
「むしさされ」が「虫刺され」と一致した瞬間から、
このスイートな「むしさされ」は聞けなくなってしまうから、
いま、この一瞬が、
とても、とても、いとおしい。
                    (H16.10.3)


「かくれんぼ」


「コツメ、かくれんぼしよー」
うわ! リクトが誘っている! めずらしい!

おにいちゃんがさそってくれた! おにいちゃんがさそってくれた!
どうしよう! どうしよう! うれしいぞ! うれしいぞ! どうしよう!
破顔のコツメ! 

ほんとうにうれしすぎると、顔がバラバラになるのだなあと、
コツメをみていて、おもう。
わらいすぎて、顔がぐちゃぐちゃ。
泣いてるのか、笑ってるのか、おこっているのか、判別不能。
しいていえば、こわれている。

こ、こわれるーっ! 

おもわず、ほっぺや、あごや、まゆげを、両手で、ホールドしたくなる。
(それにしても、この子は、成長しても、うれしすぎると、
こんなに破綻した顔になるのだろうか? 
彼は、びっくりするのだろうなあ… 
それでも、かわいいと思ってくれるだろうか…) 

そんな心配をされているとも知らず、
「はーいっ」とも「ひゃーいっ」ともつかない嬌声をあげ、
もうどうにも収拾のつかなくなった顔(…かわいいというより、崩壊?)で、
転がるように和室へ飛んでいくコツメ。

うれしいうれしいうれしいうれしい。
お兄ちゃんがさそってくれた! 
お兄ちゃんがあそんでくれる! 
かくれんぼ、かくれんぼ、かくれんぼ! はやくはやく!

? 
なんか静か… 声がしない。
和室をのぞくと、

ぽっこり、布団の小山が二つ。

ふたつ?



ふたりで同時にかくれているようだ。



「てんちゃん、あのこたち、かくれんぼ、知ってるの?」
「知らんかも」
コツメが、ごそごそと布団から出てきた。
「もーいーかーい」
「一応、わかっているらしい…」 

「もーいーかーいっ」 「もーいーかーいっ」 「もーいーかいっ!!」

リクトがもぐりこんでいる小山のまん前で、
布団のはしから、中をのぞきこむようにして腹ばいになり、
にこにこしながら、何度も呼びかけているコツメ。 

まちぶせ?
それって、かくれんぼですか? 

                (H17.6.21)


「あそんであげない」


「もう、りっくん、あそんであげないっ! ひとりで遊んで!」  
リクトにいじわるされて泣きさけんでいるコツメ。
知らなかった。コツメが、遊んであげてたのね(笑) 

                     (H17.8.2)

「どっかいくっ」


「もう、りっくんなんか、だいっだいっだいっきらい! 
もう、あそんであげないっ もう、どっかいくっ!」

ダンダンダンダンっ と、リビングを出ていってしまったコツメ。

「え、どっか行ったで」
「ドラマみたいやな」
「どっかって、家出?」

そろりと、廊下に出てみる。いない。
玄関横のドアのすきまから、中をのぞいてみる。

「どっか」って、おとうさんの部屋なのね。
 
                  (H17.8.10)


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ブログを読んでくださっている人に、コツメのファンが多いので、
手近なところにあったファイルをのぞいてみた。

二~三歳のころのコツメと、リクトがいた。

                         (ゆ)
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テーマ : ママのひとりごと。
ジャンル : 育児

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プロフィール

浜田 えみな

Author:浜田 えみな
こんにちは! ブログに来てくださってありがとうございます! H11生まれの長男と、H14生まれの長女の二児の母です。文章を書くことが好きなので、フルタイムで仕事をするかたわら、あれこれ書いています。H26年8月に薦められた短歌にハマり、現在その世界観を模索中です。よろしくお願いします。