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中島佑樹氏 Photo&Coaching ~好きでなくても~
真顔があるから、笑顔がある。
泣き顔があるから、笑顔になれる。

表情が変わる瞬間、心が動く。

そのとき、
とても大切なことが通り過ぎる。

だから、シャッターを押す。
まばたきをするように。

目覚めていく明日へ。


*    *    *

話をしている時の表情を撮ってくれる人がいる!
しかもモニター超割安価格!
おまけに家の近所!

わたしは、ずっと前から、自分の表情が知りたいと思っていた。

「(名前の)ことだまの話をしている時は顔が全然ちがう」
「めっちゃ、いい表情」
「すごく、素敵」

と言われることが多かったからだ。

特に初対面の人に、びっくりされることが多い。よほど、ふだんは無愛想な顔をしているのだと思う。
自分では、表情の変化は、よくわからない。顔なんて変わるわけがないと思っている。
でも、何度も言われる。

(そんなに素敵な表情になっているのなら、わたし自身が見てみたい!)

ずっと、そう願っていたから、まさにうってつけの企画だった。

わがままを承知で、おそるおそるメールで問い合わせたところ、

「おもしろいですねー、やりますよ」

と言って、快く受け入れてくださった。
そのかたのフェイスブックには、連日、セッションを受けた人の笑顔の画像がアップされている。
誰もがイキイキと輝き、その人らしい、くつろいだ表情で、楽しそうに笑っている。
笑顔のオンパレードを眺めているだけで、こちらまで口元がほころんでくる。

声が聴こえてきそうだった。

画像に添えられた感想コメントでも、ご自身の表情に満足され、とても喜んでいらっしゃるものばかり。

だから、錯覚してしまったのだ。
自分も「素敵」に違いないと。

*    *    *

撮影(鑑定)が終わり、カメラとパソコンが、画像データを転送するためにつながっているのを、ぼんやりと見ていた。

(今、データが送り込まれている)
(どきどき)

「さあ、見てみましょう」

画面いっぱいの自分!!!!!!!!

*    *    *

目のやり場がない。
まず、姿勢が悪くて、げっそり。
てのひらくらいの大きさの顔!
自分の顔。それ以上でも以下でもない。

かわいいなんて、ぜったいに思えない。
それが二百枚くらい続くのだ。

わたしは、まったく正視できなかった。
ほぼ、拷問。
まともに観れる人なんているのだろうか?

完全に腰が引けて、

(もう、いいですーっっっ)

でも、終わらない。

(長すぎる………)
(恥ずかしすぎる………)
(なんで、こんなんなんだ……)

撮影のために、ヘアメイクさんが付いて、別人みたいに美しく仕上げてくれたわけじゃない。
いつもの自分のメイクに、いつもの髪型に、いつもの服。
そして。
いつもの顔。

(がっくり)

そうだ。わたしは、がっくりだった(笑)

アホだった。
別人のように素敵に変身しているわけがないのだ。

(がっくり)

そのときにわかったことは、

(わたしは自分の顔が好きではない)

ということだった。
最近、自分のことを好きになれたと思っていたのに、やられた。
顔のことを失念していた。

(うーーーーー)

悶絶しそうだったけれど、まだ終わらない。

「ここから、反対側です」

(ぎゃーーーーー)

そうだった。逆の顔も撮ってくださいと頼んだのだった。
でも、このあと、数枚で終わるはず。あと少しだ。

スライドショーの間、まったく言葉が出せなかった。出るのは苦悶のうめきに近い。
心境的には、おおった指のすきまからチラ見している感じだ。

呪文のように繰り返し思っていたことは

(顔がイヤということは、自分を外に出すということがイヤなんだ)
(自分の顔を好きになるのは、ハードルが高い)
(モニターの皆さんは、すごいなあ)

……最初にいただいた説明のチラシに「お気に入りの写真10枚プレゼントします!」 と書いてあった。
選ぶために、もう一度、すべてを観るなんて、ぜーーーーったいに無理。
選択肢は、もう一つ。
有料だけど、ぜんぶをCDに焼いてもらうという逃げ道があった。

「CDでお願いします」

*    *    *

駅までの道。

「いい表情されてたと思いますよ。ご自身は恥ずかしいかもしれませんが、ぜひ、ご家族に見ていただいてください」
「えーーっ!! とんでもないです。見せないですよ」
「いやー、素敵な表情だっておっしゃると思いますよ」
「絶対言わないです。たぶん、主人も子供たちも、“いつものお母さんの顔やん”って言うと思います」

そう。ホントに、いつもの顔だったのだ。
魔法みたいに、きれいに、かわいく変身した自分に会えると思っていたのに。
いつもの顔で、がっくり。

(!)

突然、思った。

本人ですら気に入ってないわたしの顔を、好きでいるダンナってすごい?

帰り道は、ずっと、

てんちゃん(夫の愛称)って、すごい。なんて奇特な人なんだろうーーっ

と、連呼しながら歩いた。
本当に、すごすぎる。自分でも、「オレ、変かも」とよく言っていた。

*    *    *

もう一生見ないのでは…… と思ったけれど、帰宅して、CDをセットした。
何事も逃避はダメだ。
落ち着いて見てみよう。

(がーん)
(あーーーー)
(ぐぉーーーん)
(げーーーー)
(ぎゃーーーー)
(ぐぐ)
(うわーーーーー)
(あかーーーーーーーーーーーーーーん)

と叫びながら、200枚、ぜんぶ見た。
見ればみるほど、自分の顔だった。
シワとかシミとかタルミとか白髪とか、恐怖だった。

わたしのデスクトップパソコンは、スタジオのノートパソコンより大きいので、ものすごい迫力だったからだ。

こんな顔で、ひとまえに出ているのか……。
このタルミはいったい……。
こんなにシワがあるとは……。
劣化…………

でも、一度目よりは、ぜんぜん、マシだった。
一度目は、とにかく、見ることができなかったのだから。

二度目は、嫌いとかイヤとかいう気持ちは消えて、「自分の顔」だと思った。
小学校や中学校の時、遠足や林間や修学旅行の写真が廊下に貼りだしてあって、その中から自分を見つけていた時の感じ。
まったく意識せず、撮られている表情は、そのときに知った。
カメラ目線でポーズをつけている写真ではなく、横からや、斜めからや、いろんな表情。
こんな顔、林間の写真の中にあったなあとか、高校の修学旅行の写真で見たとか、どこかで見おぼえのある顔ばっかりだ。

だって、自分の顔なんだから。
こんな顔なんだから。

*    *    *

カメラは視界には入らない位置に固定してあり、撮影はシャッターボタンで操作されていた。
連続撮影などでは、ブレたり、目をつぶったりしている写真もある。
そういうものを外し、似ている角度や表情のものからは、写りのいいものを一枚ずつ選んで、千歩くらい譲って、好きかもしれないと思える表情をセレクトした。それでも数十枚あった。
この作業をするために、スタジオで正視できなかった写真を、さらに二回見た。

(すごい! 見ることができるようになった!)

いいも悪いも、落ち着いて見れば自分の顔だ。
改めたいクセなどもわかった。(こういう笑い方は見苦しいからやめよう)という反省もしきり。
なんだ。ちゃんと見れるようになったぞ!
写真を観ることがカウンセリングなのかもしれない。

次に、あれ? と思った。

(なんで、こんなに笑ってるのだろう?)

何がそんなにおかしいのかわからないけれど、笑ってばっかりだ。
顔が壊れるくらい笑っているものもある。
とにかく、けっこうな頻度で笑っていた。
なんの話をしていたっけ? と振り返り、よく考えてみたら、このときわたしは世間話や夢の話をしたのではなく、「名前のことだま」の話をしているのだった。

(ことだまの話で、こんなに笑えるところなんてあったっけ?????)

自分では、もう少し、ジェントルに会話しているつもりだったから、本当に謎。

だけど、こんなに楽しそうに笑っているのだから、わたしはことだまの話が好きなのだと思った。
そのことがわかって、よかった。

落ち着いて、写真を見れるようになったら、「家族に見せてみたら」という言葉を思いだした。
二百枚も観てくれるわけはないので、ダイジェスト版を、わざわざUSBに取り込んで、てんちゃんのパソコンに差し込んだ。

「ねぇ、ちょっと、見て見て!」

家を出るときに、ことだまの鑑定をすることは伝えたけれど、写真撮影をすることは話していなかったから、簡単に経緯を説明して、スライドショースタート。

「ねぇ、どう?」
「どうって、いつもどおり」
「そうやんなあ、いつもどおりやんなあ。ほかの人は、みんな、すごくきれいやってん。だから、わたしも、めっちゃきれいになると思っててん。そりゃそうやんな。ほかの人は、元々が、かわいいねん。それに気がつかへんかって、がっくり」
「お。もう、ぜんぶ見た気がする」

スライドショーだから、エンドレスに続く。
二順目に入ったとわかるやいなや、てんちゃんは、あっという間に閉じてしまった。一度以上観る気はないらしい。まったく気のりなし。

でも、聞いておきたいことがある。
自分が好きだと思う表情と、ほかの人がいいと思ってくれる表情が同じかどうかを知りたかった。

「なあなあ、どれがかわいい?」
「べつに、どれも」

*    *    *

たくさんのモニターのかたたちの、ご家族(特に配偶者)の反応は、どんなふうだったのだろうか?
うちと同じじゃないのかなあ。

スタジオなどで撮る、服装もメイクも化け化けの「別人」のような写真とちがって、リラックスした飾らない表情の写真の中に、はたして知らない表情など、あるのだろうか?
いつも間近で接しているご家族に。

てんちゃんの言葉には、続きがあった。
ぼそっと、

「実物のほうがかわいい」

*    *    *

(きゃー のろけてすみません)

*    *    *

そりゃそうだなあって思った。

誤解されると困るので書いておく。わたしはビジュアル的にかわいい顔ではない。
パーツも不具合。バランスもイマイチ。
アイドルや女優や、美形の人たちみたいに、ブロマイド的な写真が映える造形じゃない。
止まった表情は、まったく魅力的じゃないのだ。

どんなものでも、「動き」に感動が生まれるのだと思う。

静から動。
真顔から笑顔。笑顔から泣き顔。
一瞬の表情の変化。
そこに、その人がいる。
動きの中に、驚きがあり、感動があり、意外性があり、かわいさが混じる。

そんな基本的なことを、うっかり、忘れていた。

写真のワンショットに答えがあるのではない。
その前の表情や、その後の表情。その変化にストーリーがある。

瞬時の「動き」と「変化」の中の表情。
それは、写真の画像ではない。

答えは、写真と写真の狭間にあるもの。
次の瞬間へといざなうもの。

次の行動が視える。
鼓動が響き、声が聴こえる。

生きているから。

人と向かい合って心が動くのは、表情があるから。
表情が変わる瞬間、心が動く。
そのとき、とても大切なことを話している。
だから、シャッターを押す。

*    *    *

実物には、かなわない。
たとえば、自分の子どもの写真は、どれだけ撮っても、思うような表情が撮れない。

(もっとかわいいのに)
(あの表情が撮りたいのに)

撮った写真は、どれもちがうので、ほんとうに悔しい。
日々の生活の中で、写真におさめても、なんていうことのない、笑顔ですらない、ただのふっとした表情に、しみじみ成長を感じたり、小さいころの面影を感じたり、いろんな胸キュンにおそわれる。

寝起きのぼけぼけの顔も、寝ぐせだらけの髪の毛も、ヨダレのあとだって、かわいく思える。
よその誰にもわからない、家族だけの感情だ。

てんちゃんの言葉に、そんなことを思いだした。
家族だからこそ、言える言葉。
そう言ってくれたことに、ほっと一安心。

初対面の人が見て、「いい表情だ」と言ってくださるものが、夫にとっては、見慣れたふだんの顔だということも、写真よりも、実物は、もっといい表情だと即答してくれることも。

*    *    *

たぶん、わたしは、人に対して、緊張したり、鎧をつけたり、扉をとざしたり、しているのだと思う。
今回も、コーチングだったら申しこんでいなかった。写真を観るのも苦行だった。

誰かに対して、自分の扉を開ける用意が、まだまだできていない。自分に対しても。
ことだまの話をするときは、その扉が、オープンになる。
ことだまに限っては、自分の心の中にあることは全部伝えるし、入ってきてもらってもかまわない。そのことが、表情や行動に出て、人を驚かせるのだと思う。

自分の顔は好きではない。
もっと、ときめいたり、ためいきが出そうな顔が、たくさんある!!
自分のことだって、おんなじだ。
好きじゃなくてもいいんじゃないかな。

自分の顔が好きでなくても、自分のことが好きでなくても、そんな自分を好きでいてくれる人がいる。
そのことのほうが、素敵。

え?
けっきょく、ノロケたかったのか。

いえいえ。
でも、夢を叶える土台は、家庭の円満。
どんな顔であっても、ダンナさまに愛されていれば、無敵。

やっぱりノロケたかったのか。

*    *    *

はからずも、今年、結婚15周年を迎えた浜田家の夫婦円満に貢献してくださったカメラマンは、ご本人が、誰よりも素敵な笑顔の中島佑樹さんです。
フェイスブックは、フォト&コーチングのモニターのかたたちの笑顔が満載になっています。

それぞれの人に、それぞれの笑顔の物語があります。
真顔があるから、笑顔がある。
泣き顔があるから、笑顔になれる。
表情が変わる瞬間、心が動く。
そのとき、とても大切なことが通り過ぎる。
だから、シャッターを押す。
まばたきをするように。
目覚めていく明日へ。

浜田えみな

写真と質問で世界中(七十億人)を笑顔にするブログ → ★★★






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浜田 えみな

Author:浜田 えみな
こんにちは! ブログに来てくださってありがとうございます! H11生まれの長男と、H14生まれの長女の二児の母です。文章を書くことが好きなので、フルタイムで仕事をするかたわら、あれこれ書いています。H26年8月に薦められた短歌にハマり、現在その世界観を模索中です。よろしくお願いします。