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junpyさんの「5296号で行く天河神社ツアー」レポート(3) ~「大門」の気~
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自分の中の、
なんだかわからない
古い種なんて、
もはや抱えていないで、
一掃する時なのだ。

今、蒔かないのなら。
すぐに蒔けないのなら。


*    *    *

今回は「大門」特集です。

目次

◆おなかが鳴る
◆謎のおじさん
◆大門のマダム
◆名前には愛が
◆おみやげ三昧


おまけ

◆ゆすらうめの種
◆いただいた水晶


*    *    *

◆おなかが鳴る

(ぐう~  きゅるる~)

あまりにも切迫した大きな音だったので、全員が自分のおなかだと思った(笑)
9時に京橋を出て、途中、道の駅で名物のこんにゃくを食べ、

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さらに走って、天河神社の駐車場に着いた。こころゆくまで参拝して、おみくじをひいて、オオヤマレンゲを観にいって、禊殿を参拝して、カードリーディング……。

いつ鳴りだしてもおかしくないくらい、おなかのあたりがスッキリして、胃がきゅるきゅるぺこぺこしていた。

(ぐう~  きゅるる~)

何時だったのだろう?

「おなかがすく」という感覚が新鮮なことに気がつく。

気づいてみれば、おなかが鳴るまで何も口にしないでいることが、少なくなっているように思う。
会社の引き出しであれ、自宅であれ、カバンの中であれ、常に食べ物は何かしら常備されていて、食事の時間に限らず、口に放り込むことができる。

「気合が入らない」
「集中できない」
「眠気覚まし」
「口がさみしい」

などの理由で、アメやガムやチョコを食べたりする。

人と会えば、ランチのあとはコーヒーとデザート。
何かするたびにカフェ。
別れるまで、切れ目なく飲んだり食べたりしている。

朝起きるのは、目覚まし時計が鳴るからだ。
バタバタしながら、家族の朝食を用意していたり、お弁当を作っていても、眠くて、からだが起きていない。
しばらくたって、ようやく胃が活動を始めた感じになり、義務みたいに食べる。

そんな日々の中、胃がきゅるゅると動き出すなんて「新鮮」だった。
天川村で、胃の中まで浄化されたようで、嬉しくなった。

「おなかすきましたねー。何か食べたいものありますか?」

と、Junpyさんに言われ、

(あれれ? おじさんのところじゃないの???)

◆謎のおじさん

junpyさんのブログには、サイドバーに「天河神社」というテーマが設置してあり、過去のツアーの様子を読むことができる。

参加した人がご自身のブログで発表したレポートへもリンクしているので、あわせて目を通すと、これまで、どのような場所に行き、どのような体験をされたかが、いろんな視点から伺える。

そんな魅力満載のjunpyさんの天河神社ツアーの中で、ひときわ異彩を放っているのが、愛車ハーレーを乗り回すダンディなおじさんだ。(junpyさんとおじさんとの出会いは、レポートの中に詳しく書かれている)

出逢いは天河神社の拝殿とのこと。
五十鈴の鳴らし方を教えてくれ、どこにあるのかも名称すらもわからなかった禊殿について、案内してくれ、さらには一行をみたらい渓谷へも導いてくれたそうだ。
おじさんのハーレーに乗せてもらって、天川村をライディングするというエキサイティングなオプション(?)の恩恵にあずかった参加者もいらっしゃる。

そのかたのブログを読ませていただくと、おじさんは

「タダ者じゃない!」

という感じがぷんぷんしていて、

(会えるものなら会ってみたい!)

と思わせてくれた。

Tさんも同じように思っていらした(……というか、わたしたちは、おじさんの奥さんがされている喫茶店に行くことはツアーの一環だと思っていた!)ので、junpyさんにお願いして、連れていってもらうことになった。

「おじさんのところは、普通の喫茶店なので、軽食しかないけど、大丈夫ですか?」
「はい!!!」
「おじさん、いるかな~」

「ハーレーのおじさんの店」というだけで、名前すら憶えていなかった。
お店の名前は

〈大門〉

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緑萌えるツタにおおわれたバンガロー風の赤い屋根が目印だ。
車庫のほうから人影が。

「あ!!!」

(おじさんだ!)

すぐにわかった。

「おじさん、また、来たよー」
junpyさんが親しげに声をかける。

「おお!」
おじさんもにこにこと手をあげる。

嬉しくて、とびあがった。
ブログに画像が掲載されていたので、おじさんとは初めて会った気がしなかった。
すっかり「再会」の気分で、思いっきり親しみ深い笑顔が止められない状態になっている浜田。
おじさんが知っているのは、もちろんjunpyさんだけだ(笑)

◆大門のマダム

「わあーーーーーーーーーー」

ドアを開けると、思わず声が出た。

(木だ!)

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形を整えていない、そのままの姿を生かした、大きなテーブルが二つ。
樹齢???年(教えてくださったけど失念)のサクラの樹だそうだ。大きすぎるので二つの分けたということで、店内の二つのテープルはあわせて一つの樹だったという。

表面は、とても光沢があり、すべすべだけど、なんの加工もしていないそうだ。
思わず抱きついて、頬ずりしてしまいたいほど、おおらかで、のびやか。
ずっとそばによりそっていたくなる。
ふれているだけで、気持ちがほどけて拡がっていく。

ゆっくりと店内をみまわし、天井をみあげる。随所にこだわった設計を感じる。
おじさんが考えて、大工さんに細かく指示をして造っていただいたそうだ。
どこか信州あたりの山小屋にでもいるような非現実感。
窓の形も凝っていて、やわらかい光が入ってくる。

このまま、「オズの魔法使い」の物語のように、竜巻でどこかに飛ばされたとしても、どこでだって共存できそうな、しなやかさとたくましさと安心感がある。

「家(いえ)」は、「いのちがえだわかれ」する場所だ。「大門」は、たくさんの人が訪問する。
その音連れの中で、しっかりと息づいて機能している気配につつまれていた。

いたるところに、野の花が添えられているのは、おばさんの心づくしだ。
おばさんも、ただものじゃなかった。

まず、見た目!

粋! 艶! 

唄か踊りのお師匠様と言われたら信じるし、政界の黒幕などが密談をするような高級料亭の女将とか、バーのマダムと言われても信じるし、どんな高級な着物も、セクシーなドレスも着こなせそうだった。
占い師と言われても信じるし、デザイナーや経営者だと言われても信じられる。

とにかく小粋でおしゃれで、何かを極めた人という気がする。

奈良県で、「村」と名のつく場所の喫茶店の扉を開けて、「日本むかしばなし」ではなく、「婦人画報」に登場するような風貌の女性に出会うことの意味は何だろう?

若干、緊張もしたし、自分を省みて反省もした。

時間はどんな人にも平等にあって、どのように使うかもゆだねられている。
自分にできる範囲で、思い描く姿にどんなふうに近づくかは自由だし、その在り方もちがう。
だけど、「見た目」というtのは、わたしが考えているより、大事なことかもしれないと、あらためて感じるのだった。

わたしが、昔から自分の外見への関心が薄いのは、けっきょく、自分自身への肯定感が薄いからかもしれない。外面をかまわないというのは、けっきょく、どこかで自分をないがしろにしたり、あきらめたりしているということなのだろうなと、ふと思った。

おばさんの髪型は、とてもスタイリッシュだ。娘さんのいらっしゃる京都の美容室でカットしてもらっているとのこと。
自分の在りたい姿を明確に持って、妥協しない。
おばさんの背筋がしゃっきり伸びているのは、その手綱をゆるめていないからだ。

(わたしも、自分の装いに注意をむけてみよう)

と、そのときは思ったけれど、無理だった(笑)
だとしたら。
いっこうに外面に向かないわたしの情熱は、いったいどこへ向いているのだろう?

でも、素敵な人を素敵だと感じる気持ちは、人一倍もっている。

junpyさんオススメのやきめしが出来上がったころ、どこかで用事をすませていたおじさんが登場。

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◆名前には愛が

(おおお! おじさんだ!)

お店を建築していたころのことや、木のテーブルを設置した由来などを伺っていると、話はつきない。
テレビ局から取材も来たという、めずらしいおじさんの名前についても教えていただいた。

(えーーーーーーーーーーーーっ!!!)

今の時代ではありえないような話だ。訂正することも可能だと思う。
けれど、おじさんは、ご自身の名前をイヤだと思ったことは一度もなくて、訂正なんてとんでもないという勢いだった。

どちらかというと、得意そうで、嬉しそうで、胸を張っていた。
ご自身の名前に。

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おじさんは、十一人きょうだいで、お姉さんが一人と、お兄さんが九人。名前には、御両親やご家族の愛情がつまっている。
十一人の子供たちのうち、女の子が一人では、お母さんもお姉さんも、てんてこまいの日々だったと思うけれど、おじさんは、とてもかわいがられて育ったようだ。

ご自身の名前が好きで、誇りをもっている人に、生き様に迷いを持つ人はいない。

おじさんは、テーブルと奥をせわしなく移動して、いろんなものを持ってきてくれる。
お客さんからのお礼のおはがきもあった。
どうやら、おじさんは、いろんな人と知り合い、天川村の魅力を伝え、お店に連れてきて、お話をされているようだ。

天川村を訪れる人の事情はさまざま。そして出逢いには意味がある。

おじさんと出逢う人は、おじさんやおばさんの心にふれ、この大きなサクラのテーブルに腕を置き、ごはんを食べたり、大峰山のふもとから湧き出すおいしい水で煎れたコーヒーを飲むことで、何かの扉が開いたり、明日への駆動力となるスイッチが押されるのだと思う。

◆おみやげ三昧

どかんと机の上に置かれたのは、水の入ったペットボトル。ぎりぎりまで水が入っている。

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「ペットボトルは、ちゃんと、消毒してあるからな」

名水「ごろごろ水」だという。

日本名水100選に指定されているもので、大峰山の登山口付近に湧き出る場所があり、取水できるそうだ。おじさんは、遠くまで、わざわざ汲みにいき、こうして、お客さんにプレゼントするためにペットボトルにつめて用意してくださっているのだった。

〈大門〉のコーヒーは、この「ごろごろ水」で、おばさんがていねいにサイフォンで煎れてくださる。
あたたかい湯気のたつコーヒー。
サクラの木のテーブルの上で、カップをつつみこむ。
香気がしみわたり、からだのすみずみにまで、力が静かに満ちていくようなコーヒーだった。

次に、ごそごそと奥からおじさんが持ってきたのは

「初めての人には、これも」

(わーーーっ 水晶だ!)

五つもいただいた。
おじさんの話は断片的なので、よくわからなかったのだけど、雨あがりに山に行って取ってくるなどと話している。???

(ほんとーーーーーーーーーー???)

家に帰ってから調べたところによると、たしかに、取れるそうだ。
詳しい場所は地の理がないので不明だけど、天川村には、かつて五大松鉱山という鉱山が稼動していたそうだ。今でも掘れば小さいものは出てくるようで、一般のかたでも探しに行く人はいるらしい。

水晶って、なんだろう?
鉱物って、なんだろう?
土の中にある宝物。
土の中は、エネルギーの宝庫なのだ。
地球をふみしめて、わたしたちは歩く。
土とつながっている限り、供給される力は無尽蔵だ。

「ほいっ」

つぎに目の前に置かれたのは、赤くて丸いもの。
植物の実? 

「ゆすらうめ」

名前だけは聴いたことがある。
母が子どものころ、祖父が子供たちのために庭に植えてくれたと言っていた。
母は、「ゆすらんめ」と言っていた。どういう字を書くのかわからなかった。

「梅桃」と書いて「ゆすらうめ」と読むようだ。
ルビーのような実。
食べると、ほどよく熟していて、さくらんぼの味がした。

「そのあたりに成っているのよ」

とおばさんが言う。

ふと見ると、ころあいの枝が花瓶に挿してある。

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「これがそうですか?」
「そう」

おじさんは、ここから食べごろのものをもいで、わたしたちの前に置いてくださったのだ。

*    *    *

車庫には、おじさんの愛車ハーレーがあった。

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(こ、こいのぼり……)

お孫さんも、確か十人を超える数だった。お子さんは何人いらっしゃるのだろう。
ちぐはぐなようで、でこぼこのようで、なんだかんだ言いながら、仲が好さそうな、おじさんとおばさん。

また、お会いしたい。

心から、そう思います。

たくさんの贈り物を手に、次はみたらい渓谷へ。

(次回 ……たぶん最終回…… へつづく)

おまけ

◆ゆすらうめの種

おじさんにもらって、すぐ口に入れたあと、

(植えたらどうなるだろう?)

と思った。

もぐもぐ食べながら、

(今、実が成っているのだから、熟して地面に落下したとすれば、すぐに植えれば芽が出るはず)

と思って、大事に持って帰った。

とはいえ、マンション住まいの浜田。
いつか植えればいいと思って、種はそのまま置いてあった。
今回、ブログを書くにあたって、ゆすらうめの育て方を調べた。

「種は実を食べたら、すぐに蒔く」と書いてあった
(!)

やはり、実が成っている時がタイミングだった。

そして、
「すぐに蒔けない時は、乾燥しないように保管すること」と書かれていた。
(!?)

「乾燥すると、いちじるしく発芽率が落ちます」とも。
(!!!!!)

(がーーーーーーーーーーーーーーーーーーん)

既に、ドライナッツなみにカラカラに乾いてますけど(泣)

教訓:

思い立ったが吉日 
すぐに行動。
蒔き時が肝心。


(全ての種が芽を出すわけではない)

発芽率……
シュールなパンチだ。

種は、持っているだけで可能性だと思っていた。
持っていても、ダメなんだ。

(発芽率が落ちる)

それから、ブログは早く書けということだ。
その日のうちに書いていたら、育てかたや発芽率のことを知り、すぐにホームセンターに行って土と植木鉢を買っていただろう。

思ったことはすぐに行動。
でなければ好機を逸する。


わかっているようで、ぼんやりしている。
だけど、気づいた。

環境を整えて植えたところで、

(芽が出ない種もある)

自分の中の、なんだかわからない古い種なんて、もはや抱えていないで、一掃する時なのだ。
今、蒔かないのなら。
すぐに蒔けないのなら。

◆いただいた水晶

きれいなボックスに入れてみた。

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浜田えみな

次回は、みたらい渓谷へいざないます。お楽しみに!
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テーマ : セラピー&ヒーリング
ジャンル : 心と身体

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浜田 えみな

Author:浜田 えみな
こんにちは! ブログに来てくださってありがとうございます! H11生まれの長男と、H14生まれの長女の二児の母です。文章を書くことが好きなので、フルタイムで仕事をするかたわら、あれこれ書いています。H26年8月に薦められた短歌にハマり、現在その世界観を模索中です。よろしくお願いします。