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もう読めなくなっちゃった
もう大きくなったから、読めなくなっちゃった
何書いてるかわからへんねん



困ったようにコツメが言うので、笑ってしまった。

それは、保育園のときの「おてがみこうかん」の封筒。

「みせてみせて!」

……

たしかに意味不明…

いくつかの文字が「かがみ文字」とか。
いくつかの文字が「不完全」(棒が一本たりない)とか。
文節や文を全く無視した改行とか。

そういう問題ではなく、その「おてがみ」は、
書かれている文字を五十音に読みかえ、
句読点を挿入して、
あてはめた文字を読んでみても、
まったく意味が通らない。

なぜ?

その1 完全に文字をまちがえている?
その2 必要な言葉が抜かされている?
その3 一般的な日本語では、ない?

「うーん… これは… ほんまにわからへんなあ…。
コツメ、何書いてるか、ぜんぜんわからへんの?」
「うん」
「だって、ふじぐみさんのときは、読めたンやろ?」
「…小さい子に見せたら、読めるんちゃう?」

ドキリとした。
(コツメだって、「小さい」やんっ!)
(コツメが、「線引き」した! )
(コツメが、こちらがわのヒトになってる!)
(コツメ、今、すごいこと言ったんだよ!!)
(コツメ、そんなこと、あっさり言わないでよぉぉ~!)

動揺しているわたしを置き去りに、
(やれやれ)
と言ったおももちで、坦々と手紙を折りたたみ、
封筒にもどしているコツメは、
わたしの知らないうちに、「む」から「な」の子になっていた。

(小さい子なら読める… )
コツメのことば。

わたしたちが、なくした(と思っている)もののことを、思う。
何かを学び、知ることで、別の何かが沈んでいく。
先日の波動セミナーで、桑原さんが話されていたこと。 → ブログ記事 「さみしさの波動」
赤ちゃんの潜在意識の波動は、百パーセント全開なのだそうだ。
二、三歳で、九十パーセントになり、年々さがっていき、
十八歳で二十パーセントになったあとは、横ばいだそうだ。(平均的な測定結果)
八歳では、七十パーセントくらいだろうか?
止められないものだろうか。
(コツメも、読めなくなっちゃったんだ… )

正しい文字を覚えたから?
正しい句読点の使い方を覚えたから?
正しい作文の書き方を覚えたから?

そうではなくて!

言葉にできないもののことを、
もっと、わかったり、感じたりできたよね。

「小さい子なら…」というコツメのことばに、
「きっと役立つから、ぜひ、読んで」
と、紹介された胎内記憶の本のことがよみがえった。

(ダメもとで、きいてみるか)
ベッドでごろごろしながら、本を読んでいるコツメの側に、すりよっていく。
布団にダイビング!

「ねぇ、コツメ、おかあさんのおなかの中にいたときのこと、おぼえてる?」
一瞬、目をテンにしたコツメは
「ううん。おぼえてへん」
と、即答。

やっぱりか。がっくり。
じつは、二歳くらいのころに、いちど聞いてみたことがあるのだけど、
うちの子たちは、二人とも「覚えていない子」だった。
三人に一人は覚えているらしいのに。

ごろんと横になって、コツメの目線に近づく。
パツパツのほっぺたが、すぐ目の前にある。

「おかあさんのおなかに入る前の国があって、
そこで、みんな、どこにいくか、決めてるんだって。
きょうだいは、生まれてくるまえにも、いっしょにいたんだってー」
「にぃにぃと? え~っ ケンカばっかりしてたんちゃう?」
「ううん。きょうだいで生まれてくる子は、とっても仲良しで、
いっしょのおうちに行こうねって、約束してるんだよ。
おにいちゃんが先にきて、コツメが約束どおり、
あとから、おかあさんのおなかに入ってきたの。
むこうの国で、とっても、とっても、仲良しだったんだよ」
「へぇぇ… 」

気のない口調とはうらはらに、うれしそうなコツメ! 
ほらほら、ほっぺたがとろけそうだ。
びっくりした。
こんなにうれしそうな顔になるんだ… 

なんだかんだいって、ケンカもするし、えらそうなものの言い方をするけど、
コツメは、リクトが大好き。
それは、小さいころから、わかってた。

いいなあ。
池谷 明さんの胎内記憶の本は、シリーズになっているらしい。
 → ブログ記事「 セルフケアキネシオロジー 」
たとえば、ママとパパをえらんで生まれてくるという子どもたちの、
その不思議な記憶を目にすると、
子どもたちが、とってもとってもいとおしくなるのだそうだ。
ちゃんと、読んでみよう。
コツメに、もっと、いろんな話をしてやりたい。

大、大、大、大、大、大、だいすき! 
かわいい! ありがとう! しあわせ! 
ぎゅうう~っ ちゅっ

なぜ、わたしだったの?
おとうさんと、おかあさんは、楽しそうに見えた?
リクトとコツメは、どんな話をしていたのかな。

ありがとう。きてくれて。

               (ゆ)のことだまセラピスト

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テーマ : 物書きのひとりごと
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

浜田 えみな

Author:浜田 えみな
こんにちは! ブログに来てくださってありがとうございます! H11生まれの長男と、H14生まれの長女の二児の母です。文章を書くことが好きなので、フルタイムで仕事をするかたわら、あれこれ書いています。H26年8月に薦められた短歌にハマり、現在その世界観を模索中です。よろしくお願いします。